令和5年度の雇用均等基本調査が厚生労働省より公表されました。
男性の育児休業の取得状況はどれくらいになったのでしょうか。
ブログへお越しいただきありがとうございます。
社会保険労務士の鈴木翔太郎と申します。
厚生労働省は、毎年雇用均等基本調査を公表しています。
令和5年度調査の中で、男性育児休業の取得率が公表されています。
今回は、最新の男性育児休業取得率についてご紹介いたします。
【雇用均等基本調査】男性育児休業取得率、初の30%超え
雇用均等基本調査は、厚生労働省のサイトにて閲覧ができます。
調査の中で男性育児休業の取得率が公表されていますが、どれくらいになったのでしょうか。
男性の育児休業取得率は30.1%となり過去最高となりました。
初の30%超えとのことで、話題になっています。
なお、調査での育児休業の中には、新制度の産後パパ育休も含まれています。
新制度の影響も後押ししたのかもしれません。
女性の育児休業取得率は、どれくらいですか?
女性は、84.1%となっています。
まだ男女間で差はありますが、着実に男性育休が伸びている実態が分かる結果となりました。
男性育児休業の取得期間の内訳
今回の調査では、全体の男性育休取得率のほかに「取得期間」についてのデータも公表されています。
一番多い取得期間は、「1ヵ月~3ヵ月未満」で、28.0%となっています。
次いで、「5日~2週間未満」で、22.0%です。
3番目は、「2週間~1ヵ月未満」で20.4%というデータとなっています。
育児休業は、子が1歳になるまで取得可能となっています。(要件を満たすと延長可能)
今のところは、長くても3ヵ月未満というある程度の区切りつけて取得することが多いようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最新の男性育児休業取得率についてご紹介いたしました。
- 男性育児休業取得率が、初の30%割超えとなりました。
- 女性は、84.1%となっており、差はありますが着実に伸びています。
- 男性育休の取得期間は、「1ヵ月~3ヵ月未満」が28.0%で、最多です。
今後の動向にも要注目です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。