就職する際、会社から雇用保険番号を聞かれることは非常に多いです。
番号がわからない!?雇用保険番号は、どうやって調べるのでしょう。
ブログへお越しいただきありがとうございます。
社会保険労務士の鈴木翔太郎と申します。
就職をすると、社会保険や雇用保険に加入することがあります。
雇用保険に加入の際、必要な情報として、雇用保険被保険者番号があります。
番号をどうやって確認するのかをご紹介いたします。
今回の内容を動画でも解説させていただきました。
併せてご参考ください!
【2つの方法を紹介】雇用保険番号の調べ方は?
就職の際、手続のため、色々と番号を聞かれます。
定番は年金番号、マイナンバー、雇用保険被保険者番号(ここからは雇用保険番号と略して記載します)です。
年金番号は年金手帳、マイナンバーはマイナンバーカードや通知書…となると…
雇用保険番号は、どこに書いてある?
となるケースは少なくないかと思います。
雇用保険番号を調べる主な方法は、以下の通りです。
雇用保険被保険者証を確認!
雇用保険の離職票を確認!
主にこの2つの方法があります。
ポイントを解説していきます。
雇用保険被保険者証で、番号を確認!
雇用保険に加入をすると、健康保険証のように保険証が発行されます。
雇用保険被保険者証という名前がついています。
この雇用保険被保険者証に、雇用保険番号が書いてありますので、確認をすることができます。
雇用保険被保険者証がないときは、再発行可能です。
被保険者証ってなに?手元にないよ…
という人もいらっしゃるかと思います。
この用紙は、紛失しがちなイメージがあります。(僕も紛失したことがあります…。)
紛失してしまったときは、再交付が可能です。
こちらの再交付申請書をハローワークへ提出しましょう。
運転免許証などの本人確認書類が必要となります。
印鑑が必要という話も聞きますので、念のため持参することをお勧めします。
東京労働局 雇用保険被保険者証再交付申請書 (PDF版)
この申請書は、ハローワークの窓口にも置いてあるので、本人確認書類と印鑑をもって、ハローワークへ行ってしまうのも良いかと思います。
書類に問題がなければ、基本的にその場で発行がされます。
会社を経由しても再交付は可能です。
雇用保険被保険者証の再交付は、会社を経由しても可能です。
担当の人へお願いするのも一つの方法です。
被保険者証はいらないけど、番号だけ知りたいときは、担当の人へ聞けば解決する可能性も高いです。
会社を経由する際は、提出する申請書が異なります。
ご注意ください。
雇用保険関係各種届書等再作成・再交付申請書 (エクセル版)
この様式の選択項目では、雇用保険被保険者証がないので、「その他」に「雇用保険被保険者証」と記入すれば大丈夫です。
会社が保管しているケースも…?
雇用保険被保険者証を受け取った記憶が全くないです!本当です!
というケースもあるかもしれません。
そういったときは、会社が保管している可能性があります。
僕も新卒で入った会社は、会社が保管しているところでした。
他にも、そういった会社は多いようです。
確認してみるのも、良いかもしれません。
それぞれのケースをご確認いただければと思います。
また、所定労働時間が短い(週20時間未満)などの理由で雇用保険に入っていないという可能性も考えられます。
そのときは加入していないので、被保険者証もありません。
給与明細書で、雇用保険料が控除されているかをご確認ください。
雇用保険の離職票や喪失確認通知で雇用保険番号を確認!
会社を退職して雇用保険の資格を喪失すると、雇用保険の離職票が発行されます。
お給料の金額などが書かれた横型の紙と、A4縦型のタイプがセットで届くはずです。
この離職票に雇用保険番号が書かれています。
雇用保険の離職票は不要って言ってしまったのですが…
雇用保険の離職票は希望しないと基本的には発行されません。(会社によっては、一律で発行する会社もあるようです)
ただし、雇用保険喪失確認通知という紙が発行されることになっています。
そちらで番号を確認できます。
注意点は、離職票などの書類は退職をしてから発行されるものになります。
そのため、すぐ次の会社に入るときは、入社日に間に合いません。
ご注意ください。
失業給付の手続きで離職票を提出したときは?
失業給付を受けるときに、離職票を提出してしまいました。
前職を退職後、時間を空けて就職するときもあるかと思います。
就職活動中、失業給付の手続をしていると、離職票を提出しまっています。
そのため、離職票は手元にありません。
その時は、雇用保険受給資格者証という書類をハローワークで受け取っているはずです。
雇用保険受給資格者証に、雇用保険番号が書かれていますので、確認ができます。
新卒の時は、雇用保険番号は通常ありません。
もうすぐ新年度です。
新卒で就職をするという人も多いです。
新卒で就職をする際、雇用保険番号は持っていないことがほとんどです。
アルバイトをたくさんしてたから、雇用保険入ってたかもしれないです。
確かに、学生さんでもアルバイトをしている人は多いです。
しかし、いわゆる昼間学生さんは雇用保険の適用除外となっています。
そのため、たくさんアルバイトをしていても雇用保険には加入していません。
(お給料から雇用保険料は控除されていないはずです。)
学生でも、雇用保険に加入するときがあるの?
ただし、学生さんでも通信課程や夜間部に通っているときは雇用保険に加入することになります。
ご確認いただければと思います。
そうしたら、就職するとき雇用保険番号はどうすればいいの?(昼間学生・22歳)
新卒の社員さんは、就職時に初めて雇用保険に加入するので、番号は不要です。
この就職時に番号が書かれた被保険者証が発行されます。
大切にしたいですね。
まとめ ~雇用保険番号は電話やインターネットでは確認できません~
いかがでしたでしょうか。
- 雇用保険番号は、雇用保険被保険者証や離職票で確認ができます。
- 雇用保険被保険者証がないときは、再交付ができます。(会社が保管しているという可能性もあります。)
- 新卒の時は、基本的に就職時点で雇用保険番号を持っていません。
年金番号やマイナンバーと比べるとマイナーなイメージの強い番号です。
しかし、大切なものとなります。
ご参考ください。
因みに、雇用保険番号の電話での確認は個人情報の関係でむずかしい状況です。
また、インターネットを使って調べることができません。
番号の確認は、今回ご紹介の方法を使っていただければと思います。
今回の内容を動画でも解説させていただきました。
併せてご参考ください!
このブログでは、他にもお仕事にまつわるコラムを書かせていただいています。
よろしければ、ぜひご参考ください!➡しごとのコラム
最後までお読みいただきありがとうございました。