社会保険の標準報酬月額を変える手続きはいくつかあります。
随時改定や月額変更届という名前をよく聞くかと思います。両者はどんな違いがあるのでしょうか。
ブログへお越しいただきありがとうございます。
社会保険労務士の鈴木翔太郎と申します。
社会保険料（厚生年金・健康保険）の金額を決める手続きで、月額変更届というものがあります。
一方で、随時改定という言葉もよく聞くかと思います。
月額変更届と随時改定の違いはあるのでしょうか。
【両者は同じもの】随時改定と月額変更届の違いとは…
「違いとは…」というタイトルを付けていながら…という内容なのですが、
結論から申し上げますと、随時改定と月額変更届は同じ内容となります。
随時改定は手続きの名前で、月額変更届は書類の名前を表します。
「月額変更届を提出することで随時改定がされる」というのが一連の流れです。
または、「随時改定に該当したから月額変更届を提出する」という形です。
どちらも、報酬に大きな変動があったときの改定手続きのことを指しています。
月額変更届…ではなく随時改定届の方がわかりやすいのでは、と思うことがあります。
定時決定と算定基礎届も同じ内容です。
社会保険の標準報酬月額と言えば、算定基礎届もよく耳にします。
おなじように定時決定という言葉も聞くかと思います。
定時決定と算定基礎届も同じ内容のものとなります。
算定基礎届という書類を提出すると、標準報酬月額が定時決定されるという形です。
どっちがどっち？となったときはご参考ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
月額変更届と随時改定の違いはあるのか？というご紹介をさせていただきました。
- 随時改定と月額変更届は同じ内容となります。
- 随時改定は手続きの名前で月額変更届は、書類の名前を表します。
- 定時決定と算定基礎届も同じ内容です。
社会保険は色々な手続きがあります。
資格取得や氏名変更と違いイメージがしずらいところかもしれません。
ご参考いただけますと嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
