【Uber Eatsなど】ギグワーカーとは、どんなお仕事?

しごとのコラム

多様な働き方が注目される昨今、ギグワーカーという言葉が注目されています。

ギグワーカーとは、どんなはたらき方なのでしょうか。

ブログへお越しいただきありがとうございます。

社会保険労務士の鈴木翔太郎と申します。

新たな働き方として、ギグワークというものが注目を集めています。

いったいどういった特徴があるのでしょうか。

今回は、ギグワーカーについて、ご紹介します。

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【Uber Eatsなど】ギグワーカーとは、どんなお仕事?

【Uber Eatsなど】ギグワーカーとは、どんなお仕事?

僕は、比較的最近になりギグワーカーという言葉を知りました。

どんな仕事をする人たちなのでしょうか。

ギグワーカーとは、インターネットを通して、個人で単発のお仕事を受ける人たちのことです。

パソコンやスマホを使って自分で仕事を受注する働き方ということですね。

新時代の働き方という感じがします。

概要は分かったけど、具体的にどんな仕事のこと?

おそらく、1番有名なギグワーカーはUber eatsの配達員さんです。

ネットでお仕事を個人で受注する良い例ですね。

Uber eatsの普及によって、ギグワークという言葉が広まったとさえ、個人的には思っています。

他のギグワーカーとしては、デザイナーさんなどもいるようです。

これからは新しい分野でも広まっていくかもしれませんね。

「ギグ」の意味は、音楽用語。

どうしても気になるのが、この「ギグ」という言葉です。

何がどうなって、このワードが登場したのでしょうか。

どうやら、「ギグ」とは音楽の用語でライブなどの一度限りの演奏を意味するそうです。

このイメージを仕事にあてはめたということですね。

洒落たネーミングです。

ギグワーカーの社会保険・雇用保険・労災保険は?

ギグワーカーの社会保険・雇用保険・労災保険は?

ここからは社労士ブログらしく、ギグワーカーさんの社会保険・雇用保険・労災保険についてみていきます。

ギグワーカーは、個人で仕事を受ける働き方となります。

そのため、労働者(雇用者)ではなく、個人事業主ということになります。

そのため、いわゆる一般的な労働者とは扱いが異なる点が出てきます。

まずは、社会保険からです。

社会保険は、国民年金と国民健康保険

個人事業主ということは、会社の厚生年金や健康保険に加入をしません。

自分で、国民年金と国民健康保険に加入をすることになります。

お給料からの天引きもありませんので、自分で保険料を納付することになります。

ただし、副業としてギグワークをしていて、本業で社会保険に加入していれば、

そちら(本業の会社)でのみで加入となります。

雇用保険は加入できません。

雇用保険は、雇用されている人用の保険です。

そのため個人事業主のギグワーカーさんは雇用保険に加入することができません。

ただし、社会保険と同じように、ギグワークは副業で、本業で加入ということはあります。

労災保険は、一部加入できるケースがあります。

労災保険も雇用保険と同様に雇用されている人向けの保険となります。

そのため、基本的には、ギグワーク中のケガなどで労災保険を使うことはできません。

ただし、労災保険の特別加入という制度を利用すると、加入できるケースがあります。

特別加入は、一定の業種の個人事業主が希望により労災保険に加入できる制度です。

先日、Uber eatsなどの配達員さんやiTエンジニアさんが加入の対象業種に追加されました。

今後も、対象業種が追加される予定とのことです。



まとめ ~ギグワーカーは、メリット・デメリットそれぞれ~

まとめ ~ギグワーカーは、メリット・デメリットそれぞれ~

いかがでしたでしょうか。

  • ギグワーカーとは、インターネットを通して個人で単発のお仕事を受ける人のこと。
  • 有名なギグワーカーはUber eatsの配達員さん、他にはデザイナーさんなど。
  • 個人事業主の身分となるので、社会保険・労働保険で労働者と扱いが異なる。

新時代の働き方として注目されるギグワーカーです。

自分のスタイルに合わせて、仕事ができるのは、大きなメリットと言えそうです。

一方で社会保険や雇用・労災保険の扱いで異なる点があります。

労働者ではないことから、労働基準法や、最低賃金法の対象外ともなります。

こういったところは、デメリットとなりそうです。

イギリスでは、ウーバーの労働条件について、かなり問題となっているようです。

今後の制度の動きにも注目していきたいところです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 



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