会社の健康保険証は、健康保険の資格がある間有効です。
退職日と資格喪失日は違う?保険証は、いつまで使えるのでしょうか。
ブログへお越しいただきありがとうございます。
社会保険労務士の鈴木翔太郎と申します。
健康保険証は、現在の健康保険資格を証明するものです。
資格を喪失するまで利用することができます。
一般に退職をすると資格を喪失することになります。
要注意なのは、退職日と資格喪失日が一致しない点です。
保険証は、いつまで使えるのでしょうか。
今回は、健康保険の資格喪失日と退職日についてご紹介いたします。
【退職日まで利用可能】保険証は、いつまで使える?資格喪失日と退職日の違いとは…?
退職をすれば資格を喪失するので、事実としてはとても近いことになります。
しかしながら健康保険の世界では、退職日と資格喪失日は異なります。
退職日の翌日に健康保険の資格を喪失します。
例えば、
11月30日にA社を退職をした時、資格喪失日は翌日の12月1日となります。
そうなると、健康保険証を使えるのは何日までですか?
この場合、A社の健康保険証を使えるのは11月30日までとなります。
退職日=在籍している=健康保険資格がある。というイメージです。
逆に、資格喪失日は喪失している日なので、A社での健康保険の資格はありません。(=保険証は、使えません)
保険証を使ってしまわないようご注意ください。
なお、死亡による退職の場合も資格喪失日は、翌日となります。
当日に資格を喪失するケースもあるんですか?
年齢到達による資格喪失は、当日です。
退職など、一般に社会保険の資格喪失は事実があった翌日となります。
ただし、中には当日に資格を喪失するケースもあります。
年齢到達による資格喪失は、当日に資格を喪失します。
健康保険は、75歳に到達すると資格を喪失します。
このように年齢によるケースは、当日に資格を喪失します。
因みに、75歳からは後期高齢者医療制度に加入することになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
- 健康保険は、退職日の翌日に資格を喪失します。
- 退職日は、資格があるので健康保険証は使用できます。
- 年齢到達による資格喪失は、当日になります。
文中でも書きましたが、退職日は在籍(給料も発生)しています。
そのため、保険証が使えるという考え方がわかりやすいかと思います。
迷ったときは、ご参考ください。
その他、健康保険のお手続きのお困りごとは社会保険労務士へご相談ください。
お問い合わせは、ホームページよりお待ちしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。