雇用保険被保険者番号は、11桁の番号です。
番号には、チェックデジットという数字があります。どんなものでしょうか。
ブログへお越しいただきありがとうございます。
社会保険労務士の鈴木翔太郎と申します。
雇用保険に加入をすると、雇用保険被保険者番号が付与されます。
雇用保険番号のチェックデジットという数字を聞いたことがありませんでしょうか。
今回は、雇用保険番号の仕組みについてご紹介いたします。
【最後の1桁】雇用保険被保険者番号のチェックデジットとは…?
雇用保険番号は、ハイフンを除いて11桁の番号となっています。
例.1111-111111-1
このように、4桁-6桁-1桁の番号です。
この区切りの最後の1桁がチェックデジットと呼ばれる数字です。
(正しい発音は、チェック「ディ」ジットだそうです。)
なお、会社に付与される雇用保険の事業所番号も最後の1桁がチェックデジットとなっています。
何かの時にハローワークからチェックデジットという言葉を聞いたら、最後の一桁のことだと思っていただければ大丈夫です。
チェックデジット(最後の一桁)がない?
私の番号は、最後の一桁がないのですが…
雇用保険番号のチェックデジットは、昭和の終わりごろにできたものです。
そのため、それ以前に雇用保険に加入した人は、チェックデジットがついていません。
入社日(資格取得日)などをご確認いただければと思います。
チェックデジットは、雇用保険以外にも使われています。
チェックデジットって雇用保険専用の数字なのでしょうか。
チェックデジットの仕組みは、コンピューター一般に使用されているものとなります。
身近な例ですと、バーコードの下の数字の最後の一桁もチェックデジットです。
目的としては、文字通り「数列のチェック」のためのものとなっています。
最後の一桁をチェックデジットとすることで、数列の誤りを確認する機能を持っているそうです。
また、特殊な仕組みでチェックデジットの数字を決めて偽造の防止機能を持たせることもあり、思ったより奥の深い数字です。
参考にチェックディジットのWikipediaをご案内いたします。
興味深く読んでしまいました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
雇用保険番号のチェックデジットについてご紹介いたしました。
- 雇用保険番号の最後の1桁をチェックデジットと言います。
- 昭和の終わりから始まったので、取得がそれ以前の時はチェックデジットはありません。
- 数列の誤り防止として雇用保険以外でも使われている数字です。
今回チェックデジットについて調べてみて、意外と奥の深いものだと個人的にも学びになりました。
雇用保険の仕事をしていると、ごくまれに聞いたことがあるかもしれません。
ご参考いただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。