小学校就学前の子がいる労働者は、子の看護休暇を取得することができます。
申出書はどのように書けばよいでしょうか。
ブログへお越しいただきありがとうございます。
社会保険労務士の鈴木翔太郎と申します。
育児・介護休業法では、育児休業以外にも休暇制度が定められています。
休暇の一つに「子の看護休暇」があります。
今回は、子の看護休暇申出書のダウンロード方法と記入の仕方をご紹介いたします。
子の看護休暇制度については、別の記事で解説させていただいたことがあります。
併せてご参考ください。
【ダウンロード】子の看護休暇申出書の書き方【記入例】
子の看護休暇の取得の際、書面で管理することも多いかと思います。
子の看護休暇申出書は、ひな形(テンプレート)が厚生労働省のサイトでダウンロードができます。
✅ 厚生労働省 育児・介護休業等に関する規則の規定例
➡ 社内様式例 (PDF版)
➡ 社内様式例 (Word版)
※ 社内様式7が、子の看護休暇申出書となっています。
例なので、必ずこちらを使う必要はありませんが、ご活用いただければと思います。
当日の朝に子供の体調が悪くなり、申出書が提出できません…。
子の看護休暇は、突発的に発生することも多いです。
そういったときは「次の出勤後提出する」など事前にルールを決めておくとスムーズに運用できるかと思います。
上記のひな形には、
>(注1)当日、電話などで申し出た場合は、出勤後すみやかに提出してください。
という注意書きがあらかじめ記載されています。
会社のルールに応じてアレンジされても良いかもしれません。
あわせて、就業規則への記載もご対応いただければと思います。
ひな形で書き方を確認
ここからは、ひな形を使って書き方を確認します。
例として、子の看護休暇を取得するAさんに登場していただきます。
三歳の子 C太郎(実子)の健康診断へ行くため、8月30日に子の看護休暇を取得します。
申出日 8月20日
営業部所属 A
Aさんの状況を元にした子の看護休業申出書の例はこちらです。
4の備考欄は、1年度内の取得日数の管理欄となっています。
この例ではひな形をそのまま使いましたが、社内的に別で管理をしていたら、この欄は削除しても良いかと思います。
取得日数は、対象となる子が一人の場合は年5日、二人以上の場合は年10日となります。
なお、年度については4月1日-翌3月31日でなくても任意に設定することができます。
ただし、決まりがない場合は4月1日-翌3月31日を1年度として扱います。
ひな形は、介護休暇と兼用の様式となっていますが、分離してアレンジいただいても問題ございません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
子の看護休暇申出書の書き方についてご紹介いたしました。
- 子の看護休暇申出書は、ひな形が厚生労働省のサイトでダウンロードができます。
- 突発で休暇を使用するときのために事後提出のルールの設定がおすすめです。
- 子の生年月日や休暇の理由、取得日等を記入します。
休暇取得の際は、ぜひご参考ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。