健康保険や介護保険料は、毎年度保険料率の見直しがされ、改定が行われています。
厚生年金の保険料率は、どうなっているのでしょうか。
ブログへお越しいただきありがとうございます。
社会保険労務士の鈴木翔太郎と申します。
社会保険の実務において、保険料の徴収(納付)は、とても大切です。
気になるポイントの一つが、保険料率の改定です。
今回は、社会保険料のうちの厚生年金保険料についてご紹介します。
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【18.3%で固定】最新の厚生年金保険料は、いくら?【令和6年度も継続】
早速、最新の厚生年金保険料率を確認します。
厚生年金保険料率は、18.3%です。(都道府県にかかわらず、全国一律)
厚生年金保険料率は、平成29年9月からは固定されることになっています。
厚生年金保険料率は、平成29年9月までは年々アップしていて、毎年9月が改定時期となっていました。
しかし、その後は18.3%で固定されることになり、現在も変わっていません。
なお、お給料から控除するのは折半額となります。
約9%が徴収されているということですね。
保険料率×標準報酬月額で保険料が決まります。
厚生年金保険料が、急に上がったりするけど、本当に固定されてるの?
18.3%の保険料率が変わらなくても、保険料率を掛ける標準報酬月額が変わると、保険料が上がったり下がったりします。
標準報酬月額とは、お給料をもとに決まる数字です。
毎年9月の定時決定のほか、随時改定などで標準報酬月額が変更されることがあります。
保険料が変わったときは、標準報酬月額を確認することをお勧めします。
標準報酬月額については、以前別の記事を書かせていただいています。ご参考ください⇊
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厚生年金保険料率の推移を確認。
ここからは、厚生年金保険料率の推移を簡単にご紹介いたします。
平成29年9月に18.3%で固定されたというお話をしました。
これは、平成16年から厚生年金保険料を段階的に上げていくという改正のゴール地点です。
その平成16年の厚生年金保険料は、13.934%でした。
ということは、4~5%アップしたことになります。
毎月のお給料や、ボーナスの手取り額に影響が出るので、気にされている方も多いかと思います。
ちなみに、平成初期の頃は約14%ほどです。
その後、上げ下げを繰り返して、今の状態に落ち着いたという形になります。
詳細な保険料率の推移を確認したい方へ、年金機構のページをご案内いたします。
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まとめ ~厚生年金保険料は、高い?~
いかがでしたでしょうか。
- 厚生年金保険料率は、18.3%。(全国一律で適用)
- 平成29年9月のアップを最後に料率は固定。
- 平成初期の頃は約14%、その後上げ下げを繰り返して、今の料率に。
現在の保険料率は18.3%なので、折半額で9%ということになります。1割に近いですね。
毎回、お給料や賞与から徴収されていると考えると、なかなか高いと思う方も多いはずです。
一方で、年金の財源も厳しい状況が続いています。
どこかで、改革がされることはあるのでしょうか。
今後の推移にも注目です。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。