転職・就職の際、基礎年金番号を聞かれることは多いかと思います。
番号がわからない時は、どう調べればよいでしょうか。
ブログへお越しいただきありがとうございます。
社会保険労務士の鈴木翔太郎と申します。
年金制度に加入すると、基礎年金番号が付番されます。
各種手続きで使用する番号ですが、分からなくなってしまうことはありませんか?
今回は、基礎年金番号の調べ方をご紹介いたします。
【年金手帳・年金番号通知書】基礎年金番号の調べ方を確認。
就職をするときや、年金の手続きをするときを、基礎年金番号を使うことは多いです。
マイナンバーで手続きができることも増えましたが、会社から聞かれることもよくあるかと思います。
そんな時、番号がわからない!となることも少なくないかと思います。
基礎年金番号は、4桁-6桁の10桁の番号となります。(例。****-******)
調べる方法はいくつかありますが、代表的なものは以下の方法です。
- 年金手帳または、基礎年金番号通知書
- 国民年金の納付書(国民年金加入中のとき)
- 年金額改定通知書(年金を受け取っているとき)
定番と言えば、年金手帳かと思いますが、他にもいくつか方法があります。
年金手帳は聞いたことがありますが、基礎年金番号通知書って何ですか?
実は年金手帳は令和4年3月31日で廃止されています。
現在は、年金手帳に変わるものとして「基礎年番号通知書」が使われています。
何年かすると、年金手帳ではなく基礎年金番号がスタンダードになっていきますね。
年金手帳が見つからない!再発行できる?
年金手帳の廃止と同時に、再発行も出来なくなってしまいました。
その代わりとして、今後は基礎年金番号通知書の再交付をすることになります。
再交付の解説記事も併せてご参考ください。
年金番号は、保険証には書かれていません。
年金も健康保険も、同じ社会保険の仲間です。
では、健康保険証に年金番号が書かれているのでは…と思うかもしれません。
しかしながら、健康保険証に年金番号は書かれていません。
保険証を見ると、色々と番号が書かれていますが健康保険用の番号となります。
ご注意ください。
年金番号とマイナンバーは別物です。
役所から付与される番号と言えば、マイナンバーもありますね。
同じようなものと思われるかもしれませんが、年金番号とマイナンバーは別の番号となります。
マイナンバーは、年金の手続き以外にも税金の手続きなど広く使えるものとなります。
桁数も12桁となり、違っています。
ただし、年金の手続きもマイナンバーでできるものが多くなっています。
マイナンバーでも、年金の手続きはできるけど、違う番号とは、なかなかややこしいですね。
年金定期便には、年金番号は書かれていません。
年金と言えば、ねんきん定期便が毎年送られてきているかと思います。
ねんきん定期便に年金番号は書かれていそうな気がします。
しかしながら、書かれていそうで書かれていません。
書かれているのは「照会番号」という別の番号となります。
いろいろな番号があってややこしいですね。
【注意】年金番号は電話での確認はできません。
基礎年金番号通知書の再交付は手間がかかるから、年金事務所へ電話で問い合わせたい!という方も少なくないかと思います。
電話での年金番号の確認は、できないことになっています。
個人情報の観点から、回答ができないことが理由のようです。
確かに万が一、知らない人が自分に成りすまして年金番号を確認して教えられていたら怖いですね。
そのため、番号の確認は各種再交付などの手続きが必要になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
基礎年金番号の調べ方をご紹介させていただきました。
- 基礎年金番号は、年金手帳や基礎年金番号通知書で調べることができます。
- ねんきん定期便には、年金番号の記載はありません。
- 電話での年金番号の確認は、個人情報の観点からできないことになっています。
年金番号が分からなくなってしまったときは、ご参考いただければと思います。
就職のときには、雇用保険の番号を聞かれることも多いかと思います。
雇用保険番号の調べ方も以前ご紹介させていただきましたので、ご参考ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。