厚生年金や国民年金に関する役所は、日本年金機構です。
年金事務所という役所もありますが、何か違いはあるのでしょうか。
ブログへお越しいただきありがとうございます。
社会保険労務士の鈴木翔太郎と申します。
日本年金機構(以下、年金機構)という名前を聞くことは少なくないかと思います。
年金を扱う役所ですが、年金事務所と違いはあるのでしょうか。
今回は、年金機構と年金事務所の違いについてご紹介いたします。
年金機構と年金事務所の違いとは…?
年金に関する書類は年金機構へ提出、という案内を見かけることは多いかと思います。
しかし、街中で見かけるのは年金事務所という役所がほとんどです。
年金機構と年金事務所は、違う役所なのでしょうか?
年金事務所は、年金機構が設置している行政機関です。
年金機構は、全体を統括する組織本体の名称となります。
そのため「年金機構」という単体の役所は町にはなく、年金事務所や事務センターを通して業務を運営しています。
イメージとしては、〇〇ホールディングスという統括組織があり、△ショップが全国でお店を出しているような感じに近いと思います。
「年金機構へ書類を提出」と案内がありましたら、管轄の年金事務所や事務センターへ提出します。
※ 少数ですが、年金機構本部が提出先の手続きがあります。(脱退一時金請求書など)
因みに、年金事務所と事務センターの違いは窓口業務をしているかの違いとなります。
年金事務所や事務センターは、全国にあるのでしょうか。
年金事務所は、各都道府県内に複数設置され、窓口業務をしています。
事務センターは、郵送専門の拠点で都道府県を跨ぎ、全国に数カ所設置されています。
解説記事も併せてご参考ください。
年金機構の本部はどこ?
ここまで、年金機構とは統括組織全体の名前であるということをご紹介いたしました。
実務的な業務をしているのは、各年金事務所や事務センターとなりますが、年金機構の本部も存在します。
東京都杉並区に本部があるとのことです。
ただし、ここでは相談業務はしていません。
相談等は各年金事務所や電話専用の年金ダイヤルをご利用ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
年金機構と年金事務所の違いについてご紹介いたしました。
- 日本年金機構は、全体を統括する組織本体の名称となり、実務的な仕事は年金事務所や事務センターが担当しています。
- 年金機構本部は東京杉並区にありますが、相談業務は受け付けていません。
- 年金事務所は、各都道府県に複数設置されています。
年金の相談や手続きの際は、ぜひご参考ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。