【実務経験ほぼゼロ!】社労士試験に合格後の転職活動ストーリー

社労士試験

社労士試験の勉強を始めたとある会社社長のケンタくん。友達が試験に合格したようです。

ケンタ
ケンタ

友達のマサルくんから、今年の試験に受かったって連絡がきたんだよ!

ココア
ココア

すごいですね。社長も続きましょう!

ケンタ
ケンタ

やっぱり、合格したら独立開業するのかな?

ココア
ココア

合格後、資格を生かして転職したり、今の仕事で生かす人もいるみたいですよ。

ケンタ
ケンタ

そうなんだね。僕も頑張ろう!

ブログへお越しいただきありがとうございます。

社会保険労務士の鈴木翔太郎と申します。

社労士試験に合格!念願の社労士資格を取得したら、あんなこと、こんなこと…

色々な思いを抱いて試験を受けるかと思います。

今の仕事に生かすという方、独立開業をする方、資格を生かして転職する方などなど…

僕は…と言いますと、合格後、社労士事務所へ転職をしました。

今回はその時のエピソードをご紹介いたします。

僕の試験体験記も➡こちらより、よろしければお読みください。

開業体験談やコラムは➡こちらより。

※ 本ページはプロモーションが含まれています。

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【実務経験ほぼゼロ!】社労士試験に合格後の転職活動ストーリー

社労士試験に合格後の転職活動ストーリー

社労士資格を生かして、一般企業の人事等へ進む方も多いのですが、

僕は試験に受かったら、社労士事務所へ転職するつもりで勉強をしていました。

まだ具体的ではなかったものの

僕

いつか開業…それなら事務所で経験を積もう。

と考えていたためです。

しかし、実際には一般企業の人事等を経験し、独立をされている方もたくさんいるということがあとあと、分かります。

当時からこういった道を知っていたら、違う形の転職活動になっていたかもしれませんね。

そんなわけで、僕の転職活動は社労士事務所に絞ったものとなりました。

まずは、ざっくりと僕の転職活動史がこちらです。

僕の転職活動史
  1. 2014年11月 社労士試験合格
  2. 2015年4月 最初の社労士事務所へ転職
  3. 2019年4月 別の事務所へ転職(2019年8月に退職、今に至る。)

簡単すぎて恐縮なのですが、ご覧のように僕は試験合格後2回転職しています。

これを掘り下げる形で、ご紹介させていただきます。

お付き合いのほどお願いします。

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最初の転職は実務経験、ほぼゼロ!

最初の転職は実務経験、ほぼゼロ!

試験に合格したころ、僕は年金事務所で有期雇用者として働いていました。

年金事務所なら、実務とつながるじゃん!ゼロじゃないじゃん!

と、思うかもしれません。

僕も、使えると思っていました。

しかし、僕が在籍していたのは、国民年金課だったのです。(年金事務所の仕事についての記事は、こちら

社労士が実務上関わることが多いのは、

厚生年金適用課や調査課もしくは給付課(お客様相談室)です。

少なくとも、社労士事務所の面接でのアピールとしては、威力が弱すぎました。(でも、僕は国民年金の仕事は好きでした。)

さらに、それ以前の経歴も小売業しかなく、その後フリーター期間もありました。

社労士事務所の転職という点では、丸腰といっても良い状態でした。(僕の自己責任な部分もありますが…)

苦戦に次ぐ苦戦。

そんな丸腰の勝負に出た僕ですが、

僕

資格があるから、いくつか応募すれば、なんとかなるかな。

と、のんきなことを考えていました。

2015年3月までが、年金事務所の契約期間でしたので、

年が明けて1月から、動き始めます。

求人応募はハローワーク、民間の求人サイトを中心に使っていました。

ハローワークは小規模な事務所求人が多く、見ていて楽しかったですね。

また、僕の後悔ポイントとして…

MS-Japanという人事・総務や士業などに特化したエージェントさんがあることを、後に知ることになります。

ここは、社労士事務所の案件も扱っており、相談していたら参考になっていたんだろうなあ…と、悔やんでいるところがあります。

エージェントさんは、僕たちが知らない色々な情報を持っています。

僕のように、未知の社労士転職でワタワタしてしまう可能性もありますので、お話だけでもされるとよいと思います。

参考までに、リンクをご案内いたします。➡ MS-Japan [PR]

ハローワークの求人登録は➡こちら

求人は多い?少ない?

社労士事務所の求人はあまりないよ。

という噂も聞いていたのですが、そんなことはありませんでした。

実務未経験で応募できるところは限られていましたが、それでも、最終的には20以上は応募していたかと思います。

ただ、当時の僕の住まいである埼玉では求人は少なく、東京の事務所を中心に応募していました。

後に社労士事務所でも、特色が色々あることを知るのですが、

そのころは、何も分からず目に付くところを次々と応募していきます。

僕

これだけ応募すれば、遅くても2月中には、何とかなるかな。

と思っていましたが、状況は厳しいです。

やはり、即戦力を求めているところが多かったですね。

そんなこんなで、無い内定のまま3月になってしまいます…

年金事務所には、契約更新しない旨を伝えてあります…

さて、運命やいかに…!?

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3月中旬にようやく内定。

そんなこんなでしたが、数々の不採用を経たあと、3月中旬にようやく内定をいただきます。

いくつかの試してみた工夫の効果があったのかもしれませんが、

強い決め手のようなものの心当たりはなく、

色々と受けているうちに、マッチする事務所(詳細は後ほど紹介します)が見つかったのかな、というところです。

(あまり参考にならず、すみません)

二つ返事で、

よろしく願いします!

と言ったのをよく覚えています。

内定が出る前に、年金事務所で送別会も開かれており(ほかの人と合同ですが)

後戻りはできない状態だったので、ホッとしました。

3月31日に他の退職者さんと午後休暇を使い、打ち上げをしていたのは良い思い出です。

課長がとても寂しそうにしてくれたのが印象的でうれしかったです。(課長お元気ですか?)

そんななかで、工夫したことは?

さて、厳しい戦いを察した僕はいくつかの作戦をとっていました。

それは… 

  • 実務の講習を受講中であることを履歴書の資格欄に書く。
  • 採用されたら、都内に引っ越すと住所欄へ書く。

実務経験がないことはゆるぎない事実でした。

そこで、せめてものアピールとして、履歴書に

社会保険労務士 合格(現在講習受講中)と書いてみました。

この講習は、厚労省が実施する試験合格者向けのものです。

事務指定講習というもので、ちょうど受講中でした。

面接でも、この講習についての質問をされることがありました。

ある程度効果はあったと思います。

講習を受講していない場合は、実務の本で勉強中などとアピールする方法があるかなと思います。

試験の知識がベースになることは間違いありませんが、やはり実務で書類を作るとなると、話が変わってきます。

何かしらの違いをアピールするのは良い方法だと思います。

ちなみに、僕は事務所転職後、この本を使って勉強していました。
( https://amzn.to/2Y9pNet )

この本は、「入社したとき」や「育休のとき」などテーマごとに、手続きがまとめられており実務のイメージがしやすくお勧めです。
ご参考までに。

引っ越しは、実際にする予定でした。(内定後、しました。)

埼玉の北部に住んでいたため、都内までは、なかなか距離がありましたので

あまり遠方すぎるよりは、良いのかなと思い書いてみたのですが、こちらも効果はあったと信じています。

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ふりかえり…実務経験ゼロの需要もあると知る。

ふりかえり…実務経験ゼロの需要もあると知る。

たくさんの事務所を受けてみて思ったことは

  • 色んな社労士さんがいる
  • 実務経験がない人の需要もある
  • 資格の有無を問わない求人も多い

といったところです。

ほぼ全部の事務所で、面接官は所長さんでした。年齢もまちまちで、雰囲気も様々でした。

皆様、やさしい方がほとんどだったのですが、

鈴木さんみたいな経歴で、社労士事務所に転職とかナンセンスだよ。

と言われ、30分近くボコボコにされたところもありまして、

それ以来、僕はナンセンスという言葉がトラウマです。(何故、僕を面接に呼んだ…?)

圧迫面接というやつだったのかもしれませんが、ひたすらに経歴のダメ出しをされていましたのでどうなのでしょうか。(嫌な汗)

しかし、ナンセンスさんはレアケースです!(圧迫面接だった可能性もあります)

繰り返しますが、大半は優しい人でした。

いつかこんな感じで経営できたらいいな、と思いながら面接に行っていました。

また、いくつかの事務所で

今、うちの事務所は、実務経験がない人を採用しようとしているんだよ。ゼロから教えていきたいからね。

という話を聞きました。

経験があると、癖がついていたりして、教える側が困ることがあるようです。

数は少なかったものの、そういった需要もあるんだな、と知りました。

更には、資格の有無を問わないという求人もあり、当時の僕は驚いていました。

実際、その内定先の事務所では、資格がない人もたくさん活躍していたので、

結局は、その人のやる気、適正次第というところなのでしょう。

僕が伝えたいことは、

資格がないという方も、実務経験がない方もチャンスはあります!

ということです。あまり無責任なことは言えませんが、個人的には、そう思いました。

次の転職は、あっさりと。

次の転職は、あっさりと。

さて、そんなやっとの思いで採用された事務所ですが、退職をします。

色んな事務所があるんだな、別の仕事もやってみたいな。

と思ったためです。

実務経験も積んでいたので、色々な求人に応募できる状態ではありました。

しかし、今度は僕の方で色々と選んでしまい、なかなか応募に進みません。

そんな中でも、興味があったところを3つ応募して、

2か所から内定をいただき、割とあっさりと転職活動を終えました。

時期は1月下旬から面接、2月中旬に内定といったところです。

訳あって、その事務所は5カ月で退職しましたが…

その件はスルーでお願いします。m(__)m

この時も社労士事務所に絞ってしまっていたのですが、一般企業の人事労務職を見ていればよかったなあ、と今になって思っています。

エージェントに相談!ハローワークや民間サイトも併用!

今回も応募はハローワークや民間の求人サイトを利用しつつ、エージェント登録もしていました。

僕が登録したのは、リクルートエージェント です。

求人サイトに登録するだけでは得られないような情報を得ることができ、経歴のアピール方法など細かい相談を、個別にすることができました!

また、エージェント専用の求人(いわゆる非公開求人)もあります。

登録は無料なので、選択肢を広げるためにもお勧めします!

リクルートエージェントは、求人の数が圧倒的な多さだったのをよく覚えています。

エージェントさんも、いろいろなタイプ(先程紹介のMS-JAPANのような特化型など)がありますので、ご自身に合ったところを活用されるとよいかと思います。

リンクをご案内させていただきます。

圧倒的な求人の数!非公開求人もあり、転職の幅が広がります!➡リクルートエージェント[PR]

人事・総務や士業などに特化したエージェント!他とは違った情報があるかもしれません。 ➡ MS-Japan[PR]

どんなことを質問された?

どんなことを質問された?

どんなことを面接で聞かれるのか、気になる方も多いかと思います。

長所や短所といった性格系の定番もありましたが、

  • うちの事務所はこういう業界のお客さんが多いけど、こんな人と仕事した経験ある?
  • パソコン使って、こんな作業をするんだけど大丈夫?
  • 多分、イメージと違って単調な作業が多くなるんだけど、ついてこられる?
  • 社労士の業務でどんな分野に興味がある?
  • 何で社労士の資格取ろうと思ったの?
  • 独立考えてる?
  • (2回目の転職のとき)実務で一番大きな失敗は?

といった、その事務所特有の質問も多くされました。

印象としては、性格的な質問よりも実務的、仕事的なことのほうが多いと感じました。

また、簡単に数時間インターンをさせてもらったり、

課題レポートを提出するように言われたところもありました。

ご参考までにどうぞ。



まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

  • 実務経験ゼロからは、厳しいながらも資格の有無を問わない求人もあり転職は可能。(中には、あえて未経験を探しているところも!)
  • ハローワークや民間求人サイトを活用リクルートエージェント [PR]などのエージェントにも相談。
  • 人事・総務や士業特化型エージェントのMS-Japan [PR]などに相談して、業界の話を聞いておけばよかったと、後悔。

今回ご紹介の転職サービスを再度ご案内いたします。

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  2. 就職の定番!小規模な事務所求人も見つけやすい!?
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  3. 人事・総務や士業特化型エージェント!当時は知らず、登録しておけばよかったと後悔…
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他には、僕は職務経歴書を書くのが苦手で、こういった市販の本 ( https://amzn.to/37ZcPmW )を買ったりしていましたね。

転職を考えている方、すこしでも参考いただけると幸いです。

転職活動は大変な部分も多いですが、

色んな事務所を訪問できるという楽しみがあり良い経験になりました。

これから、転職を検討中の方、頑張ってください!

開業体験談やコラムシリーズは➡こちら

試験関係のコラムも➡こちらより覗いていただけますと嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。



☆この記事を書いた人☆
社労士 鈴木翔太郎

東京の秋葉原の社会保険保険労務士です。
社会保険・労働保険などの手続きを中心に労務関係のお仕事をしています。ハローワークや年金事務所・労働基準監督署へ提出する書類でお困りの際はぜひお声かけください。
⇊ご依頼は、ホームページよりお待ちしています。⇊

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