【現役社労士が語る】ぼくの社労士試験 不合格&合格 体験記

社労士試験

ブログへお越しいただきありがとうございます。

社会保険労務士の鈴木翔太郎と申します。

令和4年(2022年)試験も終わり、令和5年(2023年)試験に向けて試験が動き出しました。

僕のブログでおなじみのケンタくんも試験勉強を始めたところです。

せっかくですので、僕の試験体験記という形で思い出を書かせていただきます。

ご興味のある方、どうぞお付き合いください。

 ※ 記事には、プロモーションが含まれます。

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ぼくの社労士試験 不合格&合格 体験記

ぼくの社労士試験 不合格&合格 体験記

社労士試験は1年に1回、毎年8月に行われる試験です。

何回で合格するかは人それぞれといったところです。

1回で合格する人ももちろんいるので、とてもすごいと思います。

僕はというと、1度の不合格の後、翌年の2回目の試験で合格することができました。

そのため、この記事は「1発合格の方法!」というわけではありません…

おすすめの勉強法というよりは、僕はこんな勉強をしていましたというご紹介になります。

参考にしていただければ幸いです。

1年目はWeb通信講座。基礎固めで精一杯でした。

1年目はWeb通信講座。基礎固めで精一杯でした。

1回目は、2013年(平成25年)8月の試験を受けました。

試験勉強は、2012年11月からスタートすることになります。

僕は、行政書士試験を2012年11月に受けており、

それが終わってからのスタートです。

試験は8月なので1年を切っていましたが、当時はあまり距離感のようなものがわからず、やるしかないかという感じでした。

Web通信講座を受講

勉強のスタイルは、色々悩みました。予備校or独学…通学or通信などなど。。。

悩んだ結果自分のペースで進めたいという理由で、TACという学校の総合本科生Web通信講座を受講していました。

あらかじめ収録された授業が一定のサイクルで配信されて、自分のペースで見ていくというものです。

テキストは、通学生さんと同じものが適時送られてきます。

大雑把なカリキュラムとしては、こんな感じです。

春先(4~5月)まで各科目の基本講義→

その後は答練という実践的な問題演習(模擬試験も2回分パック)

通信は、授業の進め方が自由な一方、挫折しやすいという欠点があると思います。

検討の際は、ご注意ください。

春先(4~5月)までは講義(教科書)→問題集 インプット中心

春先までは各科目の基本講義の動画を視聴後、教科書で復習、

その後に問題集を解くという方法で進めていました。

予習をする余裕がなかったため、問題を解きながら復習に力を入れていました。

使っていた主な教材は…

  • 配布された教科書
  • TAC出版ナンバーワン社労士10年分 過去問題集 (現在は「よくわかる過去10」と改名されてます。)
  • 暗記カードという穴埋め問題集(TACの配布物)

「ナンバーワン社労士過去問題集」は

現在は「よくわかる過去10」( https://amzn.to/3t2OiMm )と改名されて、毎年刊行されています。

新年度試験用も順次刊行されるようです。

科目ごとに分かれていますので、得意なところから買うのも一つも方法ですね。

この問題集は過去問題が科目・項目ごとに編集されたタイプで、復習用に使い勝手が良かったです。

暗記カードは空いた時間に使っていました。ボロボロになってました。

他の問題集も買ったりしたのですが、取り掛かる余裕がなく過去問題集を解くだけで精一杯でした

せめて、これだけは…という気持ちで取り組んでいました。

基本講義後、夏(試験)までは問題演習→教科書 アウトプット中心

そんなわけで、やっとの思いで基本講義を終えたのですが、そのあとは答練という問題演習のコースが始まります。

この時期の僕の基本的なスタイルは…

問題を解く→Web配信の解説動画(付属の解説冊子)を確認→教科書で該当箇所を復習

というシンプルなものですが、

答練の問題はとても難しいもので、復習にかなりの時間を費やします。

他にもやってみたい問題集があったのですが、途中であきらめて、答練と模擬試験の復習に専念することにしました

模擬試験はE判定…

模擬試験はTACのパックにある2回分しか受けませんでした。

デキはとても悪く、E判定(最低評価)が続いていました。

客観的に考えると、その年の試験は絶望的だったのですが、

そういった現実からは目を背け、ひたすらに間違えた問題を復習していました。

そんなこんなで、半ばガムシャラに運命の日を迎えます…

結果は…1点足りず、不合格

はい。

そういうことでした。

いわゆる科目ごとの基準点に引っ掛かり不合格となりました。

基準点のことは、以前の記事で書かせていただいてます。

よろしければご参考ください。

社労士試験は1問1点ですので、1問取れていればという…それはもう…

でも実は僕は自己採点で手応えが悪く、試験の3日後くらいから翌年に向けて動き出していました。

そういった意味では、多少ダメージは少なかったのかもしれません。

むしろ、思ったよりできたな、という気持ちさえありました。

ボーダーラインで不合格の人が一番多いそうでしょうから、

この状態になっているのは僕だけじゃない!

と言い聞かせ気持ちを切り替えました。

諦めなかったことで次につながりました。

できることなら、合格したかったです…

しかし、絶望の模擬試験の判定にくじけず、愚直にコツコツと頑張っていたことで、結果として次の試験につながることになりました。

あの時点で

今年は諦めて、来年を目標にしよう。

となっていたら、どうなっていたかわかりません。

後になって思えば、この1年目のガムシャラな基礎固めが大いなる予習として生きていたのかな、と思ってます。

気になっていた問題集をあきらめて、予備校の教材に集中したのも、結果としては良かったのかなという感想です。

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2年目は通学講座

2年目は通学講座

そんなわけで、1回目の結果も待たずに(合格発表は11月です)9月から早々に翌年の試験の講座に通い始めました。

同じくTACの総合本科ですが、通学講座を選択

合格していたら返金という制度がありましたが、上述の通り僕は自己採点でほぼ諦めていたので、9月から全力投球していました。

通学を選んだ理由としては、大したものではなく

教室に通ったほうがより身に入るかな。

と考えたからです。

気分を変えてみたかったといった感じですね。

あとは、基礎固めはできていたので、授業に取り残される心配がないという安心感もありました。

授業は補助的に使い、最初から問題演習中心

2年目は既に基礎が出来上がっていたため、

授業は補助的に、またはペースメーカーとして活用していました。

使っていた主な教材は…

  • TACで配布された教科書
  • ナンバーワン社労士10年分 過去問題集 TAC出版(現在は「よくわかる過去10」と改名されてます。)
  • 暗記カードという穴埋め問題集
  • 社労士試験 合格のツボ 択一対策用 TAC出版 ←NEW!

昨年のものに1冊プラスしまして、これらを繰り返し解いていました。

合格のツボ( https://amzn.to/3Y4p62j )は、今も定番アイテムです。
※リンクは2023年試験用です。

分量は多いですが、これをやりきるとかなりの自信が付きます。

法改正へ対応できるように、最新版を購入しましょう。

2024年試験版も刊行されることが予想されます。

色々な問題集を解くのも一つの方法かと思いますが、

僕は同じ問題集を繰り返し解いていました。

この辺りはそれぞれの好みで良いかと思います。身につけばよいのですからね。

問題集は最新のものを購入

また、問題集は最新の年度のものを買い直しました。

法改正が多いので、1年で問題の解答が変わるということがあります。

問題集や教科書は、ためらわずに最新のものを買うことを勧めます。

春先からは模擬試験を多めに。結果は前向きに!

2年目の勉強では、

問題集を基本講義が終わる春先(4~5月)までにマスターすることを一つの目標としていました。

なぜかと言いますと、昨年より多めに模擬試験を受けたかったためです。

とはいえ、模擬試験の復習もかなりの時間がかかり

TACの答練も並行しており、そちらの復習もしなければなりません。

色々考えて、僕が受けた模擬試験は

  • TACで2回(パックのもの)
  • 大原で3回
  • 市販されていた模擬試験問題集2回分(秋保 雅男さんという方が書いた「うかるぞ社労士」というシリーズのもの)

となりました。市販のものはあえてTAC、大原以外から選びました。

昨年はTACの2回だけでしたので、3倍くらい受けたことになりましたね。

そんな感じで、春先から夏の試験までは

ひたすらに答練の復習と模擬試験の復習をしていました。

2年目でも、答練は難しいものでした…。

ちなみに、模擬試験の結果はA~C判定とまちまちでしたが、

正直、あまり気にしていませんでした。むしろ、間違えた問題があれば…

弱点を見つけられてラッキー

くらいの感じでした。本試験で解ければ、良いのです!

模擬試験の記事も書かせていただきました⇊

法改正・一般常識は別途対策!

好みが分かれそうなところですが、法改正と一般常識は、予備校のオプション講座や別の問題集を別途購入して、集中して対策をしていました。

春先ごろから、順次対策本が書店にも並び始めます。

法改正箇所は、出題率が高いので、効率が良いです。

一般常識は、特殊な科目ですので余裕がある方は、ぜひ対策されることをお勧めします。

そんなこんなで2回目の決戦の日を迎えます。

手応えは良かったけど、マークミスに脅える…

手応えもよく解答速報で採点したところ、なんとか合格点はクリアできそうでした。

そんな安心をしていたところ、ふと嫌な考えがよぎります。

見直しがちゃんとできなかったけど、マークミスはしてないかな…

僕は問題を番号順に最初から解かず、

順番では最後にある年金を先に解く…みたいに解答個所を飛ばし飛ばし解いておりました

ですが、当日は見直しがちゃんとできていなかったことを思い出します。

解答個所が丸ごと違っていたら、どうしようもありません。

そんな不安とともに合格発表を迎えます。

問題を解く順番のエピソードもよろしければ、お読みください。

無事合格しました。

冒頭でネタバレしていますが、恐れていたマークミスはなく合格することができました。

あの時の喜びは忘れられません。

これから受験の皆さま、時間があればマークの見直しをお忘れなきよう

どれくらい勉強していたの?

どれくらい勉強していたの?

勉強時間は、

平日は2~3時間、休日は8~10時間といった感じでした。

総合で何時間というのはあまり意識していなかったため覚えていません。

電車の中や、移動中も細かく勉強をしていましたので、正確な集計は難しいですね…

時間も大事ですが、やはり中身のほうが重要だと思います。

何時間勉強したかより、何を勉強したか、といった感じでしょうか。

振り返り…やってよかったこと

ひと通り、思い出を書かせていただきましたので、

その中で、やってよかったと思うことをいくつか…

それぞれ、合う合わないがあると思いますので、参考程度に見ていただけるとありがたいです。

  • 予習より復習に力を入れる。
  • 通勤時間や、昼休みの時間を活用。
  • 問題集や模擬試験は数よりも、反復を重視。

一つずつ、簡単にコメントをさせていただきます。

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予習より復習に力を入れる。

これは、予習の余裕がなかったというのが実際だったりします。

特に1年目は、予習をしようにも訳が分からず非常につらかったです。

そこで、予習は見出しをサラッと眺める程度に留め、復習をしっかりとするようにしていました。

通勤時間や、昼休みの時間を活用。

いわゆる、スキマ時間の活用ですね。

僕は、先程紹介した暗記カードを常に見ていました。

また、授業の音声をダウンロードできるサービスがあり、

歩いているときなどは、ipodで聞いていました。

移動時間の耳をうまく使う方法があるとよいと思います。

スキマ時間の活用法の記事もよろしければお読みください。

問題集や模擬試験は数よりも、反復を重視。

これも好みが分かれそうですね。

同じ問題を繰り返すと、答えを覚えてしまうからという気持ちもよく分かります。

ただ、僕は解答・解説まで含めて、繰り返して叩き込むという意識で反復をしていました。

1問を深く味わうようなイメージでしょうか。

深く理解して、応用を聞かせるという意味で、なかなか効果はあったのかなと思います。

 



社労士受験の情報誌のススメ!

試験は一年に一度です。

多くの方が長丁場の勉強となるはずです。

いつも同じテキストを眺めて疲れることもあるかもしれません。

そんなときは、勉強のペースメーカー的に受験情報誌の活用も良いかと思います。

僕の知る限り、社労士試験の情報誌は3種類あります。

  1. 無敵の社労士
  2. 月刊社労士受験( https://amzn.to/3RAimt3 )
  3. 社労士v( https://amzn.to/45WR1FN )

1.無敵の社労士は季刊誌的に年3回刊行されていて他は月刊誌となります。

僕は無敵の社労士を買っていました。

ちょっと一息つける読みやすいコラムや試験に直結する情報などがあり面白く読んでいました。

こういった情報誌は、モチベーションのアップにもつながると思います。

僕が購読していた頃は、切り取り式の一問一答の単語カードのようなものがついていたのですが、今はスマホアプリで問題が配信されているようです。

月刊社労士受験と社労士Vは、動画講義が見られるなど豪華な内容となっています。

それぞれで特徴がありますのでお好みに合わせて、活用がおすすめです。



まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

参考までに、僕が使っていた本を再度ご紹介させていただきます。

  • 「よくわかる社労士過去10年分本試験問題集」
    ( https://amzn.to/3t2OiMm )
    →解説が丁寧!テーマごとに編集されていて、復習用にピッタリ!
  • 暗記カード
    →条文や数字の重要ポイントが凝縮!スキマ時間にオススメ!
    ( TACの教材ですが、Webや窓口で購入ができるようです。)
  • 「社労士 合格のツボ 択一対策」※リンクは、2023年試験用です。
    ( https://amzn.to/3Y4p62j )
    →ボリュームたっぷりの予想問題集!一問一答式なので、慣れてきたら、苦手分野の集中トレーニングに最適!コンパクトサイズでもち運びにも便利でした。
    選択式対策用 合格のツボはコチラ→
    https://amzn.to/3YjuwGT

長々と書いてしまいましたが、大事なことは、コツコツと続けることかなと僕は思います。

通学でも通信でも独学でも自分に合った方法が、一番です。

僕は、TACに通っていましたが、先輩はユーキャンの社会保険労務士講座 (通信講座)で合格しています。

独学で合格されている方も知っているので、本当にそれぞれですね。

すこしでも、参考いただける点があれば幸いです。

皆様の御健闘を願っております!

余談ですが、僕は合格後、簿記検定の勉強をしていました。

意外と社労士との相性は良いと思い、おすすめです。

僕の簿記検定のエピソードは、コチラ⇊

このブログでは、他にも試験関係の記事書かせていただいています。

問題集、参考書など。。。本をお得に買う方法はある?記事は、こちら⇊

その他の記事もよろしければ➡こちらより。

僕は合格後転職しました。転職活動ストーリーもぜひお読みください!

 



☆この記事を書いた人☆
社労士 鈴木翔太郎

東京の秋葉原の社会保険保険労務士です。
社会保険・労働保険などの手続きを中心に労務関係のお仕事をしています。ハローワークや年金事務所・労働基準監督署へ提出する書類でお困りの際はぜひお声かけください。
⇊ご依頼は、ホームページよりお待ちしています。⇊

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