もうすぐ新年度です。労働保険・社会保険の料率が変更になるものが多くあります。
このブログで取り上げた各種保険料率を、まとめてご紹介いたします。
ブログへお越しいただきありがとうございます。
社会保険労務士の鈴木翔太郎と申します。
社会保険や労働保険の料率や金額は、「年度ごとに」切り替えがされるものがとても多いです。
このブログの各記事にても、いくつかご紹介させていただきました。
今回は、まとめ記事として各種保険料率(+国民年金保険料額)をご紹介します。
※ 健康保険料・介護保険料率は「協会けんぽ」のご紹介となります。組合健保加入の会社様は、各健保組合様へご確認をお願い致します。
【まとめ】令和3年度社会保険料率・労働保険料率の変更をチェック!
社会保険料や労働保険料は、
従業員さんのお給料から控除するものも多く、保険料率の変更を見落とすと大変です。
この時期は、各種保険料率が切り替わる時期ですので、要注意です。
保険料率が据え置きになるものも、併せてご紹介します。
まずは、社会保険から確認です。
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【社会保険料率】健康保険と介護保険料率を確認!厚生年金は、変更無し!
一般に、社会保険料というと、健康保険料・介護保険料・厚生年金保険料を指すことになります。
まずは、こちらの3種類を順番に確認します。
※ 健康保険料・介護保険料率は「協会けんぽ」のご紹介となります。
[健康保険料率]協会けんぽ保険料率は、都道府県ごとに確認!
協会けんぽ(全国健康保険協会)の健康保険料率は、都道府県ごとに設定されます。
こちらの健康保険料率表で、確認をしましょう⇓
健康保険料率(協会けんぽ)をチェック!✅
➡令和3年度都道府県単位保険料率 (協会けんぽ ホームページ)
➡標準報酬月額表と保険料額表はコチラ。
都道府県によって、上がるところ、下がるところ、据置のところがそれぞれですね。
平均としては、大体10パーセントくらいとなっていることがわかります。
ブログの解説記事も、併せてお読みください⇊
[介護保険料率]協会けんぽは、1.80%へアップ!
介護保険料率は、1.80%へ変更となります。令和2年度は1.79%でしたので、若干上がることになります。
協会けんぽホームページをご案内します。
介護保険料って、何歳から何歳まで、お給料から控除するの?
介護保険料は、40歳から65歳までが、お給料からの徴収対象になります。
対象の年齢の方の計算の時は、ご注意ください。
介護保険料についての解説ブログもぜひお読みください⇊
[厚生年金保険料率]令和3年も、変更なし!
健康保険→介護保険とくれば…
最後は厚生年金の保険料率ですが、厚生年金保険料率の変更はありません。
実は厚生年金保険料率は、平成29年9月のアップを最後に引上げが終了しています。
令和3年度も、18.3%で変更はありません。
参考➡ 日本年金機構 厚生年金保険料額表
(等級の改定などで、更新がされていますが厚生年金保険料率は変わっていません)
解説記事は、コチラ⇊
【労働保険料率】労災保険・雇用保険ともに、据え置き!
労災保険料と、雇用保険料を併せて労働保険料と呼びます。
こちらも、年度の変わり目が料率の切り替え時期となっています。
雇用保険については、労働者さんからの徴収もありますので、要注意です。
[労災保険料率]令和3年度は、据え置き!業種を確認!
令和3年度、労災保険料率は、前年度からの据え置きとなります。
保険料率は、業種によって細かく設定されています。
保険料率表は、こちらより⇓
なお、メリット制が適用されるときは、この料率表と異なる料率になります。
詳細は、労働局や労働基準監督署へご確認ください。
労災保険料って、お給料から控除してないですよね?
労災保険料は、労働者さんからの徴収はありません。
会社が雇用保険料と一緒に申告・納付をすることになります。(年度更新と呼ばれています。)
解説記事も、併せてお読みください⇊
[雇用保険料率]令和3年度は、据え置き!3種類の業種を確認!
雇用保険料率についても、令和3年度は据置です。
3つの業種ごとに保険料率が設定されています。
雇用保険料率は、こちらより⇊
雇用保険料率をチェック!✅
➡厚生労働省 令和3年度の雇用保険料率について
上記の表の労働者負担分の保険料率で計算することになります。
業種は3タイプですが、労働者負担分としては、「3/1,000」と「4/1,000」の2種類ですね。
農林水産・清酒製造の事業と建設の事業以外については、一般の業種という見かたになります。
解説記事も併せてお読みください⇊
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【国民年金保険料】令和3年度は、やや保険料アップ!
ここまでは、会社等で働いている方向けの内容でしたが、
個人で国民年金を納めている方もいらっしゃいますね。
国民年金保険料も年度ごとに変わります。
令和3年度の保険料は…
16,610円です。
令和2年度は16,540円ですので、少し上がりました。
解説記事も、ぜひお読みください。
まとめ ~ややこしい保険料率、ぜひご参考ください~
いかがでしたでしょうか。
令和3年度の各種保険料率等のおさらいです。
- 協会けんぽ健康保険料率は➡コチラ!都道府県ごとの違いをチェック!
- 協会けんぽ介護保険料率は、1.80%
- 厚生年金保険料は、変更なしの18.3%
- 労災保険料率は、据置。業種ごとに確認!➡コチラ
- 雇用保険料も、据置。業種を料率をチェック!➡コチラ
- 国民年金保険料は、16,610円
社会保険・労働保険は複雑でわかりにくいという方が多いかと思いますので
ぜひご参考ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。